第39回 知の拠点セミナー
「地球環境観測用マイクロ波センサ搭載無人航空機と小型衛星の開発」

日時 | : | 平成26年12月19日(金) 17時30分~ |
場所 | : | 京都大学東京オフィス (東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階: アクセスマップ) |
講演者 | : | ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ (千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 教授) |
現在,千葉大学が電離層の現象とグローバル地殻変動の関係を把握するために,掩蔽GPS (GNSS-RO) 及び電子密度・温度測定器 (EDTP) 搭載のGAIA-I小型衛星(50kg級)と,円偏波合成開口レーダ (CP-SAR) 搭載の GAIA-II 小型衛星(100kg級)を開発している(下図1:概念図). GNSS信号が GPS, GLONASS, Galileo, QZS を使用し,通信衛星 O3B による世界初のKaバンド通信信号の掩蔽実験もする予定である. また,様々なセンサの地上実証実験のために,無人航空機 (UAV) JXシリーズ(下図2:開発中の無人航空機)の開発も行っている. このマイクロ波センサ,UAV,小型衛星の開発事業を通して,若手研究者の人材育成を行い, 国内外の関連研究機関の研究者に地球環境に関する研究の進展に大きく貢献できると期待する.
図1:概念図

図2:開発中の無人航空機

図2:開発中の無人航空機
